練習した時間はサンサーンストッカータが一番多く
ブラームスラプソディー2番がその次
そしてほとんど練習してないのがシューベルトの142-2
でも仕上がりがましな順はその反対なのです。
昨日サンサーンスの弾けないところを付け焼刃でかなりがんばりましたが
やっぱりレッスンに持っていけるレベルにはなりません。
それで
やはり先にシューベルトを弾くことにしました。
譜読みは簡単で、あまり練習してなかったので
たくさんだめ出しもらいました。
譜読み間違いも2箇所ありましたし
和音を感じてないところをたくさん指摘されました。
練習不足は明らかで
分散和音なのに基本の和音で弾く練習もしてない!と叱られました。
今日習った新しい練習法
分散和音を逆から弾く、簡単そうで意外にすぐにはできなかったです。
恐怖の和音度数抜き打ちテストは
1勝1敗
聞かれそうなところ何箇所か山張ってましたがそこではなかった!
でもさんざんだめ出しされた後
これはこれで上がりにしましょう、2回もやる曲でもないし
とあっさり上がってしまいました。
そういえば前回宿題になっていたこともお忘れで
こんな曲レッスンでする必要ないのに~
と言われていましたが
そんなことなくで十分濃いレッスンでした。
ブラームスはポジションが換わるところが多いので
暗譜してないと弾けませんが暗譜はまだです。
しかし基本的にはOKなので
次回暗譜で仕上げましょうとの事。
少し残った時間でサンサーンスを聞いていただきました。
どう考えても最後の数ページは弾くべきでないと考え
途中まで弾きました。
いつもなら途中でやめると 譜読み遅すぎ~
と文句を言われるところですが 珍しく譜読みがんばりましたね
と??
先生、熱でもあったんでしょうか?
出だしの重音のトリルが弾けない所
指使いの裏技教えてもらいました。
シューベルトの変わりは久しぶりに古典をやることに
候補を何曲かもらいましたが
私としてはモーツアルトのソナタK310をやりたいのです。
連弾の本番が終わって10日
一時はあのスラブ舞曲のメロディーが耳について離れなかったのが
そろそろ抜けてきました。
そして今日
次のコンサート予定の楽譜が届きました。
次は12月21日職場のロビーコンサート
そして次々回
新年1月6日は 大学洋上セミナーのスタッフ チサさんが誘ってくれた
R大でのコンサート
どちらも大学洋上セミナーで知り合ったE先生の尺八とのデュオの予定です。
E先生の尺八はすでに大師範を取っておられることでわかるように自由自在ですが
先生の特徴はバッハやモーツアルトを始めとするクラッシックをレパートリーにしておられることです。
あまり他では聴くことができません。
人の息遣いがより強く感じられ、優しい音がします。
昨年船の上でも楽しませていただきました。
届いた楽譜は
アルビノーニ オーボエ協奏曲2楽章
フォーレ シチリアーノ
サンサーンス 白鳥
ドボルザーク ユーモレスク
バッハ G線上のアリア
ヴィバルディ 四季より冬
など
どれも名曲ばかりで楽しそうなプログラムが組めそうです。
フォーレのシチリアーノの楽譜を見て思い出す事がありました。
大学時代の話ですが、卒業が近づいてきたころ
テニス部の追い出しコンパがありました。
追い出される側は
何かしら芸をすることが暗黙の了解になっていて
みんな歌を歌ったり、手品をしたり、スピーチをしたりと
後輩相手にサービスに努めたのですが
私はそのころレッスンを受けていたフルートでこの曲を吹きました。
ピアノ伴奏もなくソロではちょっと吹きにくかったのですが
忘れられない1曲です。
その日は
卒業したらもう仕事に向かって突き進むだけ
子供っぽい遊びも今宵限りっという雰囲気でなだれ込み
夜を徹して朝まで遊びました。
家のどこかにまだあるはずのフルート
ちょっと吹いてみたくなった今日でした。
この名曲がフルートではなく尺八で奏でられるとどうなるか?
興味をお持ちの方是非聞きにきて下さい。
NHKBShiで山野井泰史妙子夫妻のグリーンランド未踏の1300mの大岩壁に挑む模様が放送されました。
山野井夫妻は2002年ネパールのギャンチュ・カン登攀後雪崩に巻き込まれ
泰史が指10本を 妙子氏が18本を凍傷で失うと言う事態に遭遇しながらも
その後リハビリ、トレーニングを積んで第一線に復帰されました。
ヘリでいい岩壁はないかな~と探しに行くところ
思い通りの岩壁を見つけたときの泰史氏の表情は宝物を見つけた少年そのものでした。
クライミングは指の力が命
その指を失って半分以下の握力で自分の体重を支えながら登っていくのです。
テレビの画面を見ているだけでも恐ろしくなる光景でした。
登攀の最終日は27時間ぶっ続けで行動
一つのミスが簡単に死につながるような状況において
人間の集中力、体力、気力すべてがこれほど持続できるとは
もはや人を超えた人としか言いようがありません。
自分が何と生ぬるいところで生きているのか、とそんな気にさせる番組でした。
泰史氏が
最も重要なのは体力や技術ではなく強いモチベーション
と言うようなことを最後に言われていました。
こういう言葉を聞かされると自分のエネルギーも全開になるのを感じます。
http://www.evernew.co.jp/outdoor/yasushi/yasushi4.htm
泰史氏のブログですが
写真が美しいです。是非ご覧下さい。8月28日の欄です。
昨日も帰宅が遅く練習できずに
電車で前回レッスンのMDを聞きながら行きました。
やり直しコンコーネも中盤に入りかなり難しくなりました。
今日は21,22
アクセントがついてもレガートが切れない
オクターブの跳躍でも音色を変えない
8小節くらいの大きなフレーズで感じてその中の音色を統一する
音色が変わらないと大きなフレーズで聞えるので音楽的になる
21,22ともどちらも課題がいっぱいでやり直し
コンコーネはピアノ伴奏の和音進行が自然で美しく
今日も22番の前半の終わりのところ
“この素敵な和音進行を聞いて和音が変わると共に開放された感じを出してね”
と言われました。
歌の先生はピアノの先生と違って
“何調の何の和音?”
とかテストされることはないのですが
家に帰ってこの和音を確かめたら
5度上の5度からジャーマン6を経て解決に向かうと言う進行でした。
イタリア歌曲も仕上げのつもりが全然だめで(練習してないので当然)
歌詞も何言うてるかわからん
ポジション変わると声が変わる
変奏の意味がわからん
などなど
パーセルも同様
1箇所でも違った声が出ないようにそろわないとバロックは歌えないと
もう曲想はわかってるから後はそれだけって
それが一番難しいんですが
ということで
今日は合格なし
次回までにはちょっとは練習する予定です。
私は大学洋上セミナーの船に2回乗っていますが
今日ファイナルを迎えたのは最初に乗った方(1991年)の同窓会です。
大学の講師の先生が主で
船に乗られたときには脂の乗り切った年齢でいらっしゃいましたが
定年を迎えられた方も多く
この辺で一応ファイナルと言うことになりました。
今日はファイナルと言うことで研究会の誘いを振り切って出かけました。
と言っても1次会は18時から
ととても勤め人には無理な時間
それで2次会を企画 20時半からでした。
結局一次会は7人、二次会は10人で懐かしい顔にお会いできました。
1分スピーチとの事で
去年の洋上セミナー、オーストラリアの船上交流会でO先生にお会いした話やら
シンガポール大のT先生が乗って来られた話などしました。
両先生とも1回目の船で皆さんお知り合いになってなじみの深い先生です。
結局閉店です~というまで居座って
遅くなりました。
今後は若手で(何と私は若い方から数えて2人目!)新しい会を作ろうということになりました。
~つづく~
少人数であっても勉強したい人の集まりは時に活気を帯び有意義な会になります。
彼が現れスライドの準備をしている時にとんでもない事態に気づきました。
今日のスライド担当者に彼がかなり前にEメールで添付して送り
“バージョン違ってたら開かないので確認してください”
と念押しまでしていたのに
担当者は自分のパソコンにダウンロードしたままほったらかし・・。
開くかどうかの確認をきょうの講義直前に行いました。
開かない、と言うか
どこに保存したかわからなくなった~!!!と言うので
彼の職場の事務の方に届けてもらうという事態に。
19時開始予定の講演は1時間以上遅れて
その間、いろいろなスライドなしでできる話でつないでくれましたが
あまりにも無責任な担当者に怒りが収まりません。
講演終了は21時を回り
みんなの疲れが見える中、それでも活発な質疑応答が行われ
企画したものとしてほっと胸をなでおろしました。
彼も
アットホームにいろいろなディスカッションができていい会だった。来てよかった!
と言ってくれたので助かりました。
それで担当者にスライドはどうなったか、と真相を聞くと
このパソコンは会社のなのでいろいろダウンロードできないようになっいるんです
とのことでした。
ー沈黙ー
写真は昨日聞きにきてくれた友人が自ら作って持ってきてくれた
美しいプリザーブドのオブジェ
グランドピアノに入っています。
とっても気に入りました。ありがとう。
昨日たくさんの友人に聞いてもらえて
それだけでうれしかったのですが
それ以外にうれしかったこと。
水谷一郎先生の美しい作品を世に広める(なんて大げさな!)と言う目的を達成すべく
2曲をプログラムに入れたのですが
“いい曲ですね”
“可愛い曲ですね”
と言ってもらえただけでなく
弾いてみたいので楽譜をほしいと言われたこと。
うれしかったです~。
二人して名曲をぶち壊してない証拠ですもん!
ありがとうございました。
昨日は主役のOが打ち上げに来られないとの事情で宴会なしの予定でしたが
やっぱりO抜きでも行こうと急遽話がまとまって
車を家に置きに帰って
三宮でこじんまりと食べました。
O、近いうちに盛大に打ち上げしましょう。
日程、場所考えておいてね。
いよいよ本番の日を迎えました。
今日は諸般の事情で打ち上げの飲み会はなしとの事でしたので
車で出かけました。
天気も良くて会場についてびっくり
森林公園との名前のとおり
本当に森の中にコンサートホールがあるのです。
ステージの後ろは森、緑が美しいです。
そして遅い紅葉も始まっていてとてもきれい!
今日のコンサートは去年
ポリーニ様のコンサートでばったり再会した
中高時代の同級生Bさんが主催するものです。
たまたま声かけてもらってその場で出演が決まったのです。
と言うことで
中高時代の同級生も出演するし
数日前に完成した同級生のメーリングリストにも載せてもらったので
会場にも懐かしい顔がちらほら。
とてもアットホームな雰囲気でコンサートは始まりました。
最初はリコーダアンサンブル 7人の息がぴたっと合って気持ちの良いハーモニーを作っておられました。
そして次が私たちの連弾
もうここまで来たら怖いものなし
何度も笑いそうになるアクシデントを乗り越え
無事終了!
思い切り良く弾けました。
特にブラームスは今までの練習の中でも最速を記録するようなスピードで
駆け抜けました。
Oが心配していた天城越え(最初の音がはまらんと全部はずす)も
なかなかの勝率ではなかったかと思います。
友人の一人がドボルザークが良かったとメールくれました。
優しい友人に囲まれ幸せです。
一人でも合わせでも今日の5曲の中で一番練習したのが
このドボルザークスラブ舞曲op72-2
一番好きな曲もこの曲
スラブ地方の(行った事ないけど)曇った空が浮かぶような
なんとも言えない叙情をたたえた曲だと思います。
機会があればまた弾いてみたいです。
そして次が弦楽アンサンブル
ここだけはレベルが違っていました。
音大生と中学生のバイオリン
高校生のピアノで
バッハの2つのバイオリンのための協奏曲BWV1043
そして
何のことはないメロディーなのにぐっと心に迫ってくる
八重尾雄太作曲の希望の風
その次がピアノソロでスクリャービンの幻想曲op28
難曲を完璧に弾きこなしていました。
休憩後はミュージックベルの演奏から
元はと言えばBが所属しているこのミュージックベルアンサンブルの演奏を発表する場を作るためにこのコンサートを行うことになったので
Bをはじめメンバーの皆様には今日も大変お世話になりました。
ありがとうございました。
ミュージックベルの音は澄んでいて
森の雰囲気にぴったりです。
アレンジも素敵でした。
最後にヴォーカルアンサンブル
中高のコーラス部のOB7人でのアンサンブルで
ハモリがきれいでジャズ風の難しい和音もきれいに響いていました。
同級生も2人出演されていました。
バックの緑がほんとうにきれいです。
いろいろなジャンルの音楽が聴けて楽しい一日を過ごせました。
また私たちの演奏も思ったほどひどくなくてほっとしました。
Bさん、そしてミュージックベルのアンサンブルの皆様
ありがとうございました。
次回も誘ってください。
いよいよ明日が本番になりました。
直前の合わせ練習を2時間ほど行いました。
ほんとに明日が本番?という仕上がりですが
火曜日の練習よりは少しましになったようです。
でもまだ笑ってしまうようなミス
笑ってしまうくらいテンポが合わない部分
そして走る走る~~
明日本番も多分笑っているでしょう。
ブラームスは前回よりはるかにテンポアップ
弾けないところは・・(内緒です)
裏技で弾けているように見せます。
では
O 明日よろしくね。
ご来場の皆様、どうぞ寛容の精神で聞いてください。
話をしていてびっくりさせられることが多々あります。
先日お見えになった方Tさん
脳梗塞の後遺症で少し麻痺が残っている方ですが
自宅の玄関で転倒して前腕の骨を折ってしまわれました。
玄関にはご主人が彼女のためにしっかりとした手すりを自ら設置されていたのに
荷物を持っていたためにそれにつかまらずにいたため転倒されたのです。
その瞬間
“あほ~!何やってんねん!”
と主人に大声で怒鳴られましてね~
とおっしゃるので
確かその3ヶ月くらい前に彼女とお会いした時
“主人はもう今月いっぱいは生きられないと主治医に言われましてね”
と言われていたことを思い出して
私が不思議な顔をしていたので
“いや、主人は8月に亡くなったんですよ。
でも声は良く聞えるんです”
とおっしゃいます。
この前も
“母に怒られた” と友人に話して
“何言うてんのん、お母様の50回忌が終わったばかりでしょう”
と友人から言われたんですけど
怒る声は良く聞えるんですよ~っと。
ほめたりは絶対にしてくれないんですけど
怒る声は良く聞えてね・・。
とおっしゃいます。
とても理知的で上品な方で
“主人は心配して多分今日も一緒に来てると思います”
とおっしゃるので
私も
“ご無沙汰しています”
と見えないご主人に挨拶しましたが返事はなかったです。
いよいよカウントダウン
合わせ練習も今日を入れてもあと2回しかできません。
先日のレッスンでひどく悪いと指摘されたバランスに気をつけて弾いてみました。
なかなか最適のバランスが作れない・・。
で、時間もなくなってきて
ま、いっか となっちゃうんですが
とてもいいと言える代物には仕上がってくれません。
でも・・
ま、いっか
今日のチケットは友人が共済割引チケットを抽選で当ててくれたおかげで
6500円も割安でした(これは大きい)。
演出はアルノー・ベルナールで
解説によると “ヴィオレッタ=娼婦”が強調されており
幕開けから事が終わった後衣服を整える場から入りました。
第1幕のパリのサロン、有名な乾杯の歌が歌われる華やかな場面でも
男性はすべて黒タキシードはわかるとしても
女性もすべて黒のドレス
ピカピカアクセサリーもほとんど見られません。
唯一ヴィオレッタのドレスとアルフレードのズボンが白
まるでヴィオレッタのドレスは死装束で
パーティーに集まった客は
葬式に列席する会衆のようです。
そして舞台に唯一ある舞台装置はまた白のソファーのみ
そういう演出のせいなのか
第1幕からど~んと重いものが胸の上に乗せられているような気分になります。
ヴィオレッタ役はノラ・アンセレム
この椿姫は最初から最後まで出ずっぱり、歌いっぱなし
きらびやかな華やかさと喜び、悲しみのどん底の両面を表現できる声が求められます。
アンセレムの美しいソプラノで歌われる悲しい旋律が心に響きます。
でもこのオペラの中で私が一番好きな曲は
ジェルモンの歌う“プロヴァンスの海と陸”です。
そして不思議に耳について離れないのがジプシーの娘たちの歌。
イタリアオペラのあとはイタリアレストランへ
“アルフレードは結核をうつされなかったのか?”
“音楽は素晴らしいけど筋書きにしたら1行にしかならない内容やね”
“椿姫ではなくて娼婦という和訳だったらどうなっていたか?”
とかたわいない話をしながらご馳走を頂きました。